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鶏肉や卵の味を決める大切なもの

鶏肉や卵の味を決める大切な要素として、その鶏にあげる餌の種類と配合があります。中村農場では、数多くの種類の鶏を育てています。育てる鶏たちは、種類によって体の大きさや肉質もまったく異なります。それらの鶏たちが健康に育つには、食べ物がとても重要です。中村農場では、すべての鶏が健康に育つよう、鶏ごとに餌の種類や配合を変え、その鶏に最適な餌をあげています。最適な餌やりを行うことによって、鶏肉や卵の色味や味わいは大きく異なってくるのです。

例えば卵。卵の大きさや味のベースは鶏の種類によって決まってきますが、そこに甘みや旨味、後味の美味しさをプラスするためには、最適な餌の配合が必要です。中村農場では、皆さまに一番おいしい食材をご提供できるように、長きに渡り餌の種類・配合の研究を行い、最高の餌を使用するようにしています。

四季や気候で餌の配合を考える

中村農場では、鶏の種類だけでなく、季節や天候の状況もみながら餌の配合を変えています。私たち人間は、気候や四季によって食べ物を変えています。これは鶏たちも同じで、人間も四季によって食べ物を変えるように、鶏も気候や温度状況など、その時の環境に合わせて餌の配合を変え、体調管理を行っています。

鶏たちは、気候によって産卵時期や肉のつき方が大きく変化します。中村農場では、鶏肉や卵を、もっともおいしいと思えるタイミングで皆さまにご提供できるよう、餌のバランスを調整し鶏たちを育てているんです。

効率ではなく、味を追求

鶏を育てていく上で、餌にかかる費用は大変大きなものになります。一般的な養鶏場だと、コストを考えながら、できるだけ餌代を安くしようとする場所も多くみられます。もちろん、生産をしていく上ではその考え方も大切なものだと思います。

しかし、中村農場が鶏や卵を育てる第一の理由は、「生産をするため」ではなく、「お客様に笑顔になっていただくため」。餌代を気にして配合を変えてしまうと、本当においしいと思える食材をご提供できないと考えています。

そのため、中村農場で使用している餌は、一般的な養鶏場では使わないような、非常に高価な材料が使われています。私たちの作り出した「中村農場の八ヶ岳卵」では、黄身のオレンジ色を出すために、「パプリカ」やカニや鮭の色素「アスタキサンチン」を使用しています。もちろん、これらの餌は着色のためではなく、美味しさのために与えています。パプリカやアスタキサンチンは、非常に価格が高価なのですが、これが八ヶ岳卵の重要な味のスパイスとなっています。

最高の餌で育てた最高の鶏肉と卵を、ぜひお楽しみいただければと思っています。

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